犬のしつけ(リードの活用)

リードの活用

来客に吠え続けて、叱ってもやめないときの犬のしつけは、こうです。

 

まず犬に長めのリードをつけて居間につないで誰かにチャイムを鳴らしてもらいます。音に反応して威嚇をする直前に「だめ!」と注意します。飼い主の側で興奮しないでおすわりと待てができれば、リードをつけたまま玄関まで一緒に行きます。

 

もし玄関に出たときに、犬が興奮して飼い主よりも前に出てしまうようなら、リードを引くか、鼻先を叩いて叱ります。玄関でおすわりと待てができたら、来客役の人にドアを開けてもらって、ドアの開く様子に犬が興奮や威嚇しようとしたら、「だめ!」と叱ってリードを引いてショックを与えます。

 

大型犬を散歩させていて犬に引っ張られてしまうときの犬のしつけは、こうです。

 

まず右手にリードの先端を持って左手でリードの真ん中を持ちます。犬がリードを引きそうになったらすぐに右回りで90度から180度の方向転換をしてショックを与えます。それから素早く犬の横について5歩から10歩歩いて方向転換します。

 

方向転換を1回の散歩で3回から5回行うようにして、犬が飼い主の顔を見上げるようになってくると、方向転換も自然にできるようになります。散歩を何気なくしていないで、犬をよく観察して、犬の意識がいつも飼い主に向いているようにすることが大切なのです。